【堀越勝格の経営ノート】何が起こるんだろう…?
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【堀越勝格の経営ノート】何が起こるんだろう…?
例えばクルマの販売商談。
本番の前に、どんな準備をしますか?
クルマについての情報、想定利益、納車可能日、の確認でしょうか。
そして商談の本番。お客様と対峙し、商談は順調に進み、お見積りを提示。
「いかがでしょうか?」とお伺いすると、「お客様:ちょっと考えさせてください」「スタッフ:わかりました。では、よろしくお願いします」で席を立たれて終了。よく見る光景です。
こんな時、たとえば
・やっぱり乗り換えはしない(今のクルマを乗り続ける)と言われたら?
・他の車種を検討したいと言われたら?
・急がないのでじっくり考える、と言われたら?
・他のお店も見たい、と言われたら?
・値段(予算)が合わない、と言われたら?
・クレジットか現金かもう一度検討したい、と言われたら?
など、想定されるすべての「ハードル(=障害)」を事前に洗い出し、その対応方法を準備しておけば、商談は全く変わったものになります。
「お客様:ちょっと考えさせてください」「スタッフ:ですよね。ちなみに、ご不安、ご検討したいことってどんなことがありますでしょうか?」と聞けば、上記の中から何らかのハードルが出てきて、それに対する対応をしていくことで商談は次のステージに進んでいくでしょう。
これは、商談だけでなく、全ての仕事についても同様です。整備、車検誘致電話、上司との相談や社員との個別面談、何かのイベントや研修受講でもすべて同じです。その業務がどのように進んでいくかを考え、それに対する対応策をすべて準備しておくこと。実は、準備の段階で結果はほぼ決まっているのです。
「準備8割、本番2割」
心にとめておきたいものですね。