【堀越勝格の経営ノート】人を育てる
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【堀越勝格の経営ノート】人を育てる
「人材育成」
これはまさに、経営者、管理職の皆様にとっては永遠のテーマと言えるでしょう。
ところで、「人材育成」といったときに、具体的に何をすることが「人材育成」なのか、という点について考えたことはありますでしょうか。
商談力?事務作業スキル?管理力? ・・・
もちろん、こうした、業務に必要なスキルを身に付けることも立派な人材育成です。
しかし、ここではもう一段掘り下げて考えてみましょう。
人が「育ったな」と感じるとき、それは、本質的には「考え方が変わったとき」「行動が変わったとき」なんですね。
例えば、これまでは仕事に対して受け身だったのが、自分から能動的に行動して成果を出し始めた、といったケース。これは、「与えられたことをしっかりやろう」から「与えられたことはもちろん、お客様に喜んでもらえるには何をしたらいいかを自分で考えて行動しよう」と考え方が変わり、そして実際に行動に移したことで成果が出始めた、ということに他なりません。つまり、「考え方が変わった」から「行動が変わった」、その結果成果が出て、それを見て「育ったな」と感じた、ということです。
つまり、「人材育成」の根本は、「考え方」を育成する、ということが重要、ということなのです。方法論の前に、まずは「考え方」を。
地道に考え方の教育を続ければ、少しずつかもしれませんが、必ず行動に現れ、成果につながっていくことでしょう。