【堀越勝格の経営ノート】何に時間を使いますか？

コロナ禍がまだまだ続きます。
この先行きが不透明で、不安を拭いきれない状況の中では、どうしてもストレスがたまることもあるでしょう。メディアでは連日ネガティブなニュースが発信され、意識もどうしてもそちらに引っ張られてしまう、といったこともあるでしょう。

そういう中で、自分の意識を自分のコントロール下に置き、そうすることでモチベーションも上げていく。そのための考え方があります。

自分が持っている関心ごとは「自分がコントロールできること」と「自分ではコントロールできないもの」に分けることができます。
言い換えると、「自分で変えられるもの」と「自分では変えられないもの」ということですね。

例えば、天気、景気、コロナ禍、といった環境、あるいは上司や部下、他人の言動といったもの。
こうしたものは自分の力で変えるのは不可能だったり、あるいはなかなか難しいこともあるでしょう。
一方で、自分の仕事の仕方、自分の生活習慣、自分の言葉使いや態度、こうした「自分」のものは自分で変えることができます。

自分の仕事の仕方や言葉遣い、態度が変われば、もしかするとこれまで変えることができなかった「上司の言動」が変わるかもしれませんね。

「自分ではコントロールできないもの」を何とかしようとするから、でもできないからストレス、不満がたまるのです。
「自分でコントロールできるもの」に思考と行動を集中することで、自分が少しずつ変化し、やがて、
「自分でコントロールできない」はずだった他者に対しても影響を広げていくことができるのです。