【堀越勝格の経営ノート】成長する人の資質とは
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【堀越勝格の経営ノート】成長する人の資質とは
仕事柄、日常的に人材採用や育成についての相談を受けます。
その際、よくいただく質問に、「どんな人を採用したらいいでしょうか。」というものがあります。
過去に色々な経験をしてきている人、苦労を乗り越えてきた人、何かを成し遂げた経験のある人・・・などなど。
色々な視点があり、また、理論的にはいろいろと人材の能力の定義などもあるのですが、ここではそういう難しいことではなく、長年の経験則として、間違いなくひとつだけ、これだけは外してはならない、そして、これさえあれば必ず人は成長してくれる、というポイントがあります。それは、
「素直で一生懸命」
な人であること、です。
素直で一生懸命。この姿勢がある人材は、遅かれ早かれ必ず大きく成長しています。
言い換えると、素直になれない人、というのは、「自分のことを中心に考える=自己中心的」「自分が正しいという考えを変えられない=自己正当化」など、目の前のやるべきことの前に、そういう余計なことを考えるために、結局やるべきことに一生懸命になれないのです。
また、最初は素直で一生懸命だった人も、時間が経つにつれ、少しの実績が自信となり、それがやがて「過信」に
なり、そして素直さを失っていく、そういうことも少なくないでしょう。これは、経営者や管理者であっても同じだと思います。
「素直になる」というのは、才能でもなく、技術でもありません。
ただ、「素直に一生懸命頑張る」という行動のみです。その行動をすることで、周囲の評価が高まり、「頑張ってる
ね!」「ありがとう!」といった声をもらえるようになってきます。そうなると、「そうか、これでいいんだ」と自己を肯定できるようになり、そしてより一層素直に、一生懸命頑張れるようになっていきます。
まず第一歩、「素直に一生懸命」頑張ってみる。
ここから始まる新たな世界があるかもしれませんね。