【堀越勝格の経営ノート】心の平穏を保証するもの
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【堀越勝格の経営ノート】心の平穏を保証するもの
組織の人間関係がギクシャクしたり、うまくいかなかったりするとき。あるいは、自分の仕事がうまくいかなかったりしたとき。そういうときには、他人に責任を転嫁する「他責」の気持ちが首をもたげることがあるでしょう。あるいは、「自分はこんなにやってるのに」という「過信」「傲慢」が芽を出すこともあるでしょう。
「モチベーションが上がらないな・・・」
そう感じるときには、とかく前述のような状態になっていることがあります。
そういうときに、心に平穏を呼び戻し、人間関係や自分の心をうまく持っていくために必要なこと。それが「感謝の気持ち」です。
「感謝」というのは、「自分が今それなりにやっていくことができるのは、他者(物)から受けた力添えのおかげであると気づき、心からありがたく思う気持ち」のことをいいます。
どのような状況にあっても、同僚・部下・上司に対して、周囲に対して、顧客に対して、取引先に対して、家族に対して、常に「周囲のおかげであるという気づき」を忘れていないか、自分に問う必要があるのです。そして、その気づきを素直に「感謝の気持ち」として相手に伝えることで、その人にも、「自分は周囲に貢献できているんだ」と感じていただくことができるのです。そうすることでその人は、更にまた別の人にも貢献しようという気持ちを持ち、「感謝の気持ち」が組織の中で増殖されていくんですね。
「感謝の気持ちを持とう。そして伝えよう。」
このような流れが組織内のいたるところで起こることで、好ましい企業文化が形成され、顧客や取引先企業へも好ましい影響を与えることができるようになるのです。