【堀越勝格の経営ノート】悲観的に準備すること
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【堀越勝格の経営ノート】悲観的に準備すること
「悲観的に準備し、楽観的に行動」すること。
最悪のことを想定し、そうなっても絶対に大丈夫、というところまですべてに備える、すなわち、「悲観的に準備する」こと。そこまでやって、実際にはそれほど悪くならなければそれは「ラッキー」であり、その分は上乗せになります。
そこまで悲観的に準備すれば、次は「楽観的に行動」する。楽観的に行動することで「能力発揮度」が上がるので、成果がより出やすくなるのです。
こういうときにやってはいけないのは、悲観的な思考、不安のある精神状態のままでいること。本人の能力発揮度が落ちるのはもちろん、その不安は周りに波及し、組織全体が暗くなり、組織全体の能力発揮度が落ちる。結果、普通はできていたこともできなくなり、成果はより出なくなります。負のスパイラルですね。
経営を継続するためには、現金が必要です。もし現金に不安があれば、迷うことなく取引金融機関、政策金融公庫などに相談することです。
あるいは、従業員の感染リスクを考えうる最悪の状況まで想定し、それでも大丈夫と思えるように、時差出勤や抗菌、ミーティングのWeb化(同じオフィスであっても!!)など、とにかくあらゆる対策を実行することです。
そこまで準備し、やれることをやりつくした後は、「乗り越えた後には必ず景気は上向きになる。そのために今できること(お客様へのサービスの見直しやお店創り、顧客管理の仕組みやマネジメントなど、いくらでもありますね。)を「楽観的に」元気に実行すること。
これができる組織が、コロナ後の世界で成長軌道に乗るのではないかと思います。