【堀越勝格の経営ノート】仕方がないから自粛しよう・・・
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【堀越勝格の経営ノート】仕方がないから自粛しよう・・・
ある社長様とお話をしているとき、「確かにその通りっ」と思うことがありました。
今は、コロナ禍の影響で皆様いろいろと仕事の仕方も変革を迫られているタイミングだと思います。
例えば、来店型のイベントを自粛するにあたって、その状況に対するリーダーの姿勢・態度は、
「こんな時期だから、仕方がないから来店型イベントは自粛しよう」
と、
「こんな時期だからこそ、来店型イベントは自粛しよう」
では、組織の雰囲気つくりには雲泥の差が出る、というお話でした。
全社の場合は「仕方がない=外圧に屈した=受け身」であり、後者は「従業員とお客様の安全のために自主的に=状況をコントロールした=主体的」な、自分たちの意思で行動している、という発想です。
主体的な発想になると、その後のことについてどんどんアイデアが出てくるようになります。例えば、「お客様に抗菌・除菌対応サービスを始めたことをどんどんDMとTELでアピールしよう」といったことでしょうか。
組織全体の意識を「受け身」ではなく「主体的」に引っ張っていくことで、組織全体が元気になり、新たなアイデアが生まれ、それがお客様に伝わり、「このお店はいいお店だよね」と喜んでいただけることにつながるのです。
苦しい環境でいかに組織を元気づけるようリーダーシップを発揮するか、という、とても分かりやすく、示唆に富んだお話でした。こういう時だからこそ余計に、こうしたことを意識して日々を過ごしたいものですね。