【堀越勝格の経営ノート】どっちを選ぶ?
カテゴリ:堀越勝格の経営ノート
【堀越勝格の経営ノート】どっちを選ぶ?
仕事柄、たくさんの人材育成に携わってきました。
最初から見込みがありそうで、数年後にはやはり大きく成長された方。
最初は苦労していたけど、大きく成長された方。
見込みがありそうだったけど、数年たっても全然変わらない方。などなど。
この違いは何なんだろう?この違いが分かれば人材育成はもっと進むはずなのに・・・
もちろん様々な人材育成の文献や理論もあります。それらを知らないわけではありません。
しかし、これまでの経験とそれらの理論を照らし合わせながら、「実践知」として考えてみました。
皆さまならどのように考えますか?
私の結論はこうでした。
「目の前の事象に対する『態度』の差」
です。
誰かからアドバイスを受けたとき、「素直に受け入れる」か「そんなの知っている」と考えるか。
お客様からクレームを受けたとき「申し訳ない」と考えるか、「こちらは悪くない」と考えるか。
日々常に起こる様々な事象対するこうした「態度」、すなわち「考え方のクセ」の積み重ねが、いいものであればどんどん成長するし、良くなければ成長しない、あるいは悪くなっていく。
こうした「態度」「考え方のクセ」は、意志さえあれば変えていくことができます。
会社としては、そうした、日々起こる事象に対する態度をより良いものにしていくために、経営理念・行動指針があり、そしてそれらを更に落とし込んでいくために評価の仕組みがあるのです。
経営理念ひとつにしても、そういう問題意識をもって浸透活動に取り組みたいものです。