【堀越勝格の経営ノート】足元ばかり見ていると・・・
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【堀越勝格の経営ノート】足元ばかり見ていると・・・
EV(電気自動車)の時代が近づいてきている・・・
FCV(燃料電池車)って普及するの・・・??
カーシェアリングってどうなっていくんだろう・・・??
自動運転って増えていくんだろうか・・・??
あ、そういえば、ドローンって広がっていくの・・・?
いまは100年に一度の大変革期。今後の環境を予測できない=不確実性の高い時代と言われます。
メディアではいろいろな情報が発信され、それに伴い、シェアリングサービスやサブスクモデルといった様々な商品やサービスが次々と出てきています。が、いずれも、それが今後主流になっていくのか否か、わからない、というのが実情。
10年後や20年後の世の中のことは「想像(=妄想?)」はできても「予測」はできない(してもいいけど外れる可能性が高い)。だからその想像(妄想)をもとに経営の意思決定をするのはナンセンスですね。
したがって、実務的には5年後あたりを見据える、ということ。自動車業界は5年後ならだいたい予測できますね。
様々な情報があふれている今の世の中。予測不可能な10年後、20年後という「10歩先」は想像にとどめ、もう少し手前の「3歩先」を考えて戦略立案・経営判断・意思決定する。そして今年1年という「半歩先」を見ながら歩いていく。これが先の見えない時代でも、情報に惑わされないコツです。
自動車業界であれば、「3歩先」が「顧客創り」や「リーダー人材の育成」、「半歩先」はそのための「ニューズレター」や「接点強化DM発送」あるいは「人事評価制度の導入」「リーダー育成」といったことなんですね。
ちなみに、一歩も動かない「足元」ばかりを見ていては現状維持で発展は無いのでご用心。