「営業会議」のやり方を変えると業績がアップする?

「営業会議」のやり方を変えると業績がアップする?

カテゴリ:経営コラム, 車販収益増大

「営業会議」のやり方を変えると業績がアップする?

成功への近道、それは他社に学ぶこと。
今回は、筆者の体験談からのヒントです。

私の父は飲食店を経営しており、私自身もそこで働いていた時期がありました。
実体験を交えてお伝えしたいと思います。

家族経営にありがちな悩み・・・

社内に家族がいる場合、今後の経営方針や数値目標など大事なことが曖昧なまま
経営を続けてしまっているということはありませんでしょうか?

  • 「家族なので言わなくてもわかるだろう…」
  • 「身内と改まって会議をすることがなんだか気恥ずかしい。」
  • 「家族に会社の利益など特定の数字を公開したくない。」

私の父もお客様の前では明るく振舞っていますが、寡黙な職人で余計なことは一切話さないタイプ。

そんな父でしたので、一緒に働いている中で、1日の売り上げ計算報告くらいはするものの

  • 「いったいいくら売り上げれば採算が合うのか。」
  • 「月の売り上げ目標は?」
  • 「年間ではどれくらいの利益を上げたいのか。」
  • 「数年後どのような経営の計画を立てているのか。」

などなど・・・

今、振り返ると、もっといろいろなことを話し合えていれば、わたし自身もっとモチベーション高く積極的に協力できたし、売り上げ向上にも、もっと貢献できたのになぁ・・・と、今でもたまに思い返して少し寂しい気持ちになります。

■ 業績検討会のすすめ

家族経営のクルマ屋さんはもちろんですが、そうでない店舗も同じことが言えるのではないかと思うのです。
将来の自店の姿や数値目標を確認し、「従業員全員が同じ目的に向かって団結する」ことが、目標達成への近道かと思いますし、そこにかかわる全ての人の人生を豊かすることにつながるのではないかと思うのです。

弊社、チームエルでは全国のカーリンク加盟店様へのご支援の際に業績検討会を実施することで、重要指標を全員に見える化、共有することで、多くの店舗様の業績を改善してきました。

下記を是非、ご参考にしていただければ幸いです。

[ 業績検討会の具体的方法 ]

(1)お客様満足度の追求と合わせた自店の経営の計画を設計し共有する。

具体的には、自店がどのような価値を提供することで、お客様に喜んでいただくのかをしっかり検討し、将来どのようなお店にしたいのかを考えます。

また、その状態が実現したときの具体的な売り上げと利益の予測を立てます。

(2)上記、実現に向けた目標を(年)月単位でしっかりと組み立てる。

先ほど(1)で設定した、経営計画を元にそれを達成するまでの数値と行動計画を
月単位で分割していきます。
以上を毎月決めた日(できれば週単位で進捗の確認)に、従業員全員で確かめます。

たとえ目標が達成できなくとも、次月に生かす対策をしっかり各自で検討していくことが重要です!

小阪裕司

小阪裕司 オラクルひと・しくみ研究所代表 博士(情報学)

山口大学(美学専攻)を卒業後、大手小売業、広告代理店を経て、1992年「オラクルひと・しくみ研究所」を設立。 新規事業企画・実現可能性検証など数々の大手企業プロジェクトを手掛ける。 また、「人の感性と行動」を軸にしたビジネス理論と実践手法を研究・開発し、2000年からその実践企業の会「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰。 現在、全都道府県と海外から約1500社が参加。 22年を超える活動で、価格競争をしない・立地や業種・規模を問わない1万数千件の成果実例を生み出している。

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