【堀越勝格の経営ノート】事業マネジメントにおけるトップの役割
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【堀越勝格の経営ノート】事業マネジメントにおけるトップの役割
みなさま、年が明け、新たな気持ちで仕事に向かっている方も多いと思います。今年の目標を立て、走り始めている方もおられることでしょう。
ところで、事業を成長・成功させるためには様々な要素が必要になるわけですが、その中でもとりわけ重要なのが、「決定したことをやり切り、成果につなげられるかどうか」ということです。当たり前ですね。つまり、いくらいい構想を描いても、戦略・戦術・戦技に落とし込んだとしても、決めた計画を実行し、成果につなげなければそれこそ「絵に描いた餅」でしかないということです。
決めた計画を実行し成果につなげること、これが「マネジメント」の目的です。つまり、成果を出せるかどうかの大きな要素が、この「マネジメント」が機能しているか、あるいは、どの程度のレベルなのか、ということなのです。
ところで、この「マネジメント」が、うまくいかないという話をよく聞きます。
マネジメントをうまく機能させるためのポイントはいくつかあるのですが、今回はその中でも最も重要なことをお伝えしたいと思います。
それは、「マネジメントを機能させるためには、まずは関与者が各自のセルフマネジメントレベルを高めよ」ということです。
マネジメントは、組織=人の集合体で実行されるものです。その関与者各人が自分自身のマネジメントレベルを高める、すなわち、個々人が「決めたこと、決められたことを遂行する」「ルール、時間を守る」といった日々の当たり前の管理レベルを高めることが、その組織の規律レベルを高め、結果的にその組織のマネジメントレベルの向上につながるのです。
これは、方法論ではなく、組織の「文化づくり」です。
そして、「文化」づくりは、その組織のトップの率先垂範が唯一の方法です。