【堀越勝格の経営ノート】組織が力を発揮するとき
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【堀越勝格の経営ノート】組織が力を発揮するとき
皆さんは、日々の仕事で上司や部下、同僚との間で意見が対立したとき、どのように対応していますか。
なるべく対立しないように話題を避ける、相手の意見を尊重し従うようにする、こちらの意見を通せるよう説
得する、とことん議論する・・・
意見対立に対する対処の姿勢はいろいろあると思いますが、一つ大切な考え方があります。例えば、店舗の数値目標、イベントの開催など、組織が何かの目的を持っているときには、「意見の対立は必ず起こる」ことを理解する、ということです。
仕事においては、新しい目標や方針の提示、あるいは変更などが提示されたときには不可避的(避けられない)に発生するのです。
この意見対立は、通常ネガティブな印象でとらえられがちですが、実は違います。意見の対立は、組織の活性化や新しい価値創造に貢献するのです。
意見の対立はどんどん起こすことが重要であり、避けずに正面から議論し、相手の意見をじっくりと聞いて理解し、そして自分の意見をしっかりと述べ、双方の意見の「共通点・合意点」と「食い違いは何か」を整理し、双方が納得できる第三案を導き出せるまで議論をやめないことが重要なのです。
こういう議論を「建設的な議論」と呼び、この建設的な議論が日常的に行われるようになれば、組織はより活性化し、新たな価値も自然に生み出されていくことでしょう。