ワクワクするネクストカー商談
カテゴリ:キバン博士の基盤代替
ワクワクするネクストカー商談
基盤代替に携わって12年、キバン博士がお送りする基盤代替コラム。
14回目の今回は「ネクストカー商談」について考えてみましょう。
皆さんはこんな時、どういう対応をしていますか?
フロントから案件トスがあがったものの、乗替意思も希望も曖昧。
「次の車検迄には乗替も考えようと思っているけど、とりあえず査定金額だけでも…」
当然、希望車種など出てくるわけもなく、ネクストカー商談につながらない。
とはいえ、自店購入履歴のないお客様。
HOTになるまで待ったら、他店で買われてしまう…。
HOTじゃないのでとりあえず放置‥‥0点。
自店の下取の強みや購入特典などをとりあえず訴求‥‥50点
であれば、及第点を取るには何をすればいいのでしょうか?
例えば、お客様のおクルマの使用用途や使用者が大きく変わるなら、すぐに乗替となるはずです。そうならないのは、お客様の環境に大きな変化はなく、今のおクルマで困らないからです。
だから希望が出て来ないのです。
だからと言って
「でしたら、今と同じワゴンRがいいですね。」ではワクワクしません。
「いやぁ、ハイブリッドは燃費がいいですよ!」‥そんなこと知ってる!です。
私たちには日々の発生する商談も、お客様にとっては一生に何度あるかわからない買い物です。ワクワク、ドキドキしたいじゃないですか。折角の乗替なんですから。
そこで必要なのが新しい車への「興味づけ」です。
同じ車種であろうと、安全装置や自動運転などの先進技術、シートアレンジの増加や便利機能の追加など車は日々進歩しています。
レジャーなど高速渋滞時のドライバーへの負担軽減、シートをスライドしての贅沢な空間を堪能しながらのドライブなど、お客さまのカーライフをより豊かにするためにできることは、たくさんあります。
通勤使用で変化がなかったとしても、フィットからハイブリットのコンパクトSUV、6人乗車は変わらなくともミニバンから3列シートのSUVなど様々な変化は可能です。
そう、クルマを変えるのではなく、生活を変える、生活を彩る車選び。
それが新しい車への「興味付け」です。
お客様と楽しめていますか?
「新しい車が欲しいなぁ」と思ってもらえていますか?
ニーズからの答え合わせになっていませんか?
営業という職種の性分として、HOT案件はワクワクしますが、不急案件は心躍らないもの。
でも、不急案件だからこそ営業が「ワクワク」する気持ちを忘れてしまっては、ネクストカー商談は進まないものです。
「是非、お客様と一緒に、ワクワクした気持ちを共有してみてください」
<作:キバン博士>