【堀越勝格の経営ノート】職業倫理意識

【堀越勝格の経営ノート】職業倫理意識

カテゴリ:堀越勝格の経営ノート

【堀越勝格の経営ノート】職業倫理意識

子供のころ、親や先生から当たり前に教わってきたこと。
「おはようございます!」と挨拶をすること、「いただきます」を言うこと、時間を守ること。
困ったら助け合うということ、何かしてもらったら「ありがとう」と言うこと、失敗したら「ごめんなさい」と言うこと。
人に意地悪してはいけないということ、されたら嫌なことは人にしないこと、人に迷惑をかけないということ。
ルール・規則を守ること、人を騙してはいけないということ、噓をついてはいけないということ。
私たちは、たくさんのことを小さな頃から教わって育ってきました。これらは、人間社会でしっかりと生きていく、成長していくために必要なことなのだろうと思います。


しかし、経営の現場にいくと、「おはようございます!」と挨拶ができない、「いただきます」を言わない、困っても助け合わない。「ありがとう」を言えない、「申し訳ございません」を言えない、人に意地悪をする。さらには、「皆やっているから叱られないだろう」「このくらいはいいだろう」とお客様に嘘を言ったり、職場のルールを破ったり。「バレなければいい」「バレても最初は警告くらいだから大丈夫」「これくらいは他の業者もやっているから大丈夫」「やらないと業績が落ちるんだから仕方がない」などと勝手な理屈で法律さえも抵触してしまう。しかもそれが「上司も一緒に」なってやっていたり、さらには、もはや「方針・価値観」となって根付いてしまっている、といった光景もよく目にします。


「職業倫理」という言葉。
「職業倫理」とは、いわば、自身が携わっている仕事に関するモラル、と言えるものです。小さな頃から学んだ、人として当然のことを、我々はしっかりと体現できているか、若い世代の模範となっているか。今一度見直してみたいと思うのです。
そして、社会人となった我々大人は、正しい職業倫理を若い世代に伝えていくことが、我々に与えられた役割ではないかと思うのです。

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