車販利益を下取で増やすシンプルな方法 前編
下取りの仕組み改善で、中古車販売粗利が170%になった整備工場
国内の新車市場は2015年1~3月前年比85%まで低迷しました。
今回、ご紹介いたします徳島県の整備工場X社も新車販売が前年比8割程度まで落ち込んでしまいましたが、下取り車の利益改善により、車販利益前年比170%までUPしました。
整備工場X社 利益向上のきっかけは低迷してしまった新車販売
[ 整備工場 X社について ]
- 車検台数 800台/年
- 車販 120台/年
2008年に新車残価クレジット販売をはじめ、新車販売を増加させたものの2013年には伸び悩んでしまいました。
そして、弊社コンサルタントが2014年春に経営者様とお会いしたころ、下取りの車は利益3万円にて業販のみ行っており、中古車販売は行っていない状況でした。
これでは利益につながらないと思い、下取り車の利益改善提案を行いましたが、中古車の販売が苦手とのことでためらっておられました。
経営者さまがためらった理由としては・・・
- 他走行車、低年式車両の下取りがメイン
なので、中古車販売で成功できると思えない。 - 車両故障が多く儲からないのではないか・・・
- 納車数か月程度で故障が発生した場合、
結局保証することになる・・・
という、考えをお持ちでした。
しかし、私共のカーリンクチェーンでは10年落ちのコンパクトカーや軽自動車でも[ 1台平均25万円強 ]という利益を残しておりますので、実際の下取り車販売実績を経営者様にお見せいたしました。
この事実に大変驚かれ、下取り車を中古車として車販に取り組む決心をしていただいたのです。
中古車販売に対する苦手意識が整備工場では大きな利益損失に
[ 多くの整備業が感じている苦手意識 ]
- 中古車の販売相場がわからないので、価格が決められない。
- 査定に自信がなく、不安。。。
- オークション入会しておらず、出品できない。
このような理由から、大きく利益を逃してしまっているのです。例えば・・・
「10年落ちで走行距離10万km以上、修復車」などは利益3万円程度で解体していたりしますが、オークションでは20万円の利益になる車両も。
また、高額な高年式車両であれば東京のオークションなら、地方よりも20万円以上の利益になることも。
こうして中古車買取店は、整備工場からの買取車で平均10万円程度利益を得ています。
これが年間10台なら100万円、50台なら500万円。
整備工場にとっては非常に大きな利益損失ではないでしょうか?
整備工場X社がおこなったシンプルな下取り利益改善の取り組み
はじめに、数時間の[ 車販収益増大セミナー ]を受講いただき、直近で安易に業販してしまった車両でどれほどの利益ができたかを知り、非常に損をしていることを痛感していただきました。
次に、丸1日間[ 査定研修 ]を受講、中古車の評価点をつける技術を身に着けていただきました。
また、それでも相場がよくわからない下取り車は、本部査定(プライシングサービス)を利用し、オークション相場と出品推奨会場を調べていただきました。
●取り組みの結果!と次のステージ
きわめてシンプルな上記取り組みの結果、1~3月は
・業販1台あたりの利益:20万円(前年比+17万円)
しかも、上記に加え前年は実績のなかった中古車販売1台あたりの利益はなんと!
【 29万円×5台=145万円 】
更に現在、こちらのX社は中古車の販売拡大に向け、
基盤買取と委託販売にもチャレンジしています。
整備工場X社、担当コンサルタントより最後に
中古車販売に苦手意識をお持ちの整備業のみなさまにまずは[ 車販収益増大セミナー ]をお奨めします。
中古車販売で利益を増加させる、仕組みをご理解いただけ、自社の成功イメージが描けます。
チャレンジするお気持ちだけ、お持ちいただければあとは私たちが全力でご支援いたします!