DMでサービス収益が増大する!
サービス収益が1.4倍になった成功事例
経営規模
・社員数 : 4名(フロント1名、整備士3名)
・基盤顧客数 : 1500名
サービス収益
取り組み前 月411万円
1年目 月454万円(43万円⤴)
2年目 月490万円(36万円⤴)
3年目 月586万円(96万円⤴)
月411万円であったサービス収益は、
3年目の2-3月の繁盛期の実績が入っていないにも関わらず、
586万円(約1.4倍)にまで増大しています。
取り組みを開始して1年目から収益を上げることができました。
一体どんな取り組みを行ったのでしょうか。
実はこの整備工場が行った取り組みはたった2つだけです。
この2つの取り組みをご紹介します。
2つの取り組み
顧客フォローDMの見直し
取り組み前
車検 3ヶ月前
点検 新車購入後1ヶ月 6ヶ月点検 12ヶ月法定点検
顧客フォローDMを根本的に見直しました。
基本的な考え方は「顧客接点の増大」です。
購入後に加え、サービス新規のフォローも手厚くしました。
接点を多く持つことで継続的な入庫に繋げることができます。
下記の図は、改善後の接触回数になります。
取り組み後
起算日 | タイミング | 目的 | |
---|---|---|---|
クルマ購入フォロー | 登録日 | 7日後 1ヶ月後 3ヶ月後 6ヶ月後 | 購入御礼 無料点検案内 特別点検案内 無料点検案内 |
サービス新規フォロー | 入庫日 | 7日後 1ヶ月後 3ヶ月後 | 入庫御礼 調子伺い 特別点検案内 |
点検フォロー | 車検日 | 18・30ヶ月前 12・24ヶ月前 | 6ヶ月点検案内 12ヶ月点検案内 |
車検フォロー | 車検日 | 9ヶ月前 6ヶ月前 4.5ヶ月前 3ヶ月前 2ヶ月前 1ヶ月前 | 買取訴求 早割車検案内 早割車検案内 早割車検案内 重要車検案内 緊急車検案内 |
車検までの間をフォローせず放置してしまっては
代替どころか、次の車検入庫にも来ないでしょう。
だからこそ、12ヶ月法定点検だけではなく、オイル交換の案内も実施し、
6ヶ月ごとにフォローを実施するようにしました。
その上で、車検のフォローです。
車検入庫が獲得できなければ顧客の離脱となります。
車検は6ヶ月前からフォローを始め、
車検予約が獲得できるまでフォローを徹底します。
これにより、車検3ヶ月前までの予約が飛躍的に高まりました。
DM送付タイミングの見直し
取り組み前のDM送付タイミングは月に1回、
対象のリストを抽出し、まとめて送付していました。
しかし、車検期日を起算日とした場合、
1日と31日のリストでは一ヶ月のズレが生じることになります。
顧客によっては、的外れな案内でした。
そこで、基本的に毎日、遅くとも週に1回
リストを抽出して送付する仕組みを導入しました。
これまでは1ヶ月分まとめてリストを渡されるため、
そのボリュームから後回しになってしまいました。
DM送付タイミングの見直しにより、
その日のフォローコールすべきリストが明確になり、
フォローコールもしっかりと進んでいったのです。
おわりに
このように顧客フォローDMを見直し、取り組みを徹底したため、
サービス収益増大に繋げることができたのです。
今回の事例で、成果につながったポイントは2つです。
①顧客フォローDMで接点増大
②最適なタイミングでフォロー実施
基盤顧客の離脱防止が実現できていない中で、
新規獲得を推進しても、離脱してしまいます。
基盤顧客の離脱を防止する仕組みができれば、
新規顧客の獲得により、顧客の増大を実現できます。
今後の安定経営、収益増大には、
基盤顧客の離脱防止は最優先課題であり、
顧客フォローDMは必須の取り組みなのです。