【堀越勝格の経営ノート】いいときこそ試練

【堀越勝格の経営ノート】いいときこそ試練

カテゴリ：堀越勝格の経営ノート

【堀越勝格の経営ノート】いいときこそ試練

経営にはいいときも悪いときもある。
悪いときは本当に苦しい。逃げ出したくなるときもあるけど、逃げない。それは、今のこの仕事に使命感を持っているから。

経営に携わっている人はみな、少なからずこういう気持ちを持っている。だからこそ、苦境を乗り越える力が生まれ、そして、成功の果実を手にすることができるのでしょう。

しかしその果実は本当に甘く、ときに、トップに油断の種を蒔く。

経営は、目の前の商売としての打ち手をどんどん進めると同時に、５年後、１０年後を見据えた中長期的視点で戦略を考え、行動していくことが求められます。そして、将来への投資（お金・人も含めて）は、経営状態がいいときしかなかなかできないものです。

つまり、
「経営状況がいいときほど、先を見据えた戦略を考え、行動する」
必要があるのです。

しかしそれは、「やらなくても今は何も問題がない。むしろやることで何か苦労が増えることさえある。」ものです。しかも、誰からも求められるものではなく、迫られるものでもありません。だから、目の前のことに取り組むよりもはるかに難しく、意志の力を必要とします。

成長している企業はこれができている。低迷している企業は、もしかしたらこれができていないのかもしれません。

少なくとも、今ある現状は、よいも悪いもすべて、数年前の経営判断、意思決定と、そこから生み出された行動の結
果でしかないのです。

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