【堀越勝格の経営ノート】間違った地図

「為せば成る。為さねば成らぬ、何事も」
「努力はいつか必ず報われる」

その通りだと思います。「為さねばならぬ」は私の座右の銘でもあります。
努力は、その時は無駄だと思うようなことでも、後々間違いなく生きてくるものです。今生き生きしている、成功している、そういう人はやはり、過去に様々な努力を経て今に至っている、という方がほとんどでしょう。

そして、組織のトップであれば、自分自身だけでなく、組織を構成するメンバーにも、成果・ビジョンの実現に向けて「努力」するよう導いていかなければなりません。

人間にみな平等に与えられている「２４時間」という時間を、より有効に活用することが成長・成功につながっていく。
そのために「努力をする」のは当然のこと。

そしてさらには、「努力の仕方」もまた考えなければならないと思うのです。
同じ時間を努力するにも、努力の仕方、方向性によってそこから得られるものは大きく変わります。

「間違った地図を使って早く移動しても、間違った場所に早く着くだけ。」

いくら努力をしても、戦略の方向性、考え方、物事のとらえ方が間違っていては、得たいものを得ることはできないでしょう。

そして、いくら努力をしても、「他者のため」「お客様のため」「会社のため」という利他の精神がなく自己中心的であれば、いずれ周囲は離れていきます。

「努力するのは当然」。
「正しい地図」を使って「正しい方向」へ努力していくこと。
これが、「努力が報われる」秘訣ではないかと思うのです。

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