【堀越勝格の経営ノート】 万象皆教師
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【堀越勝格の経営ノート】 万象皆教師
以前、尊敬するある方に教えていただいた言葉で、本人が学ぼうとするならば、「万象」、つまり自分の周りのすべての事象から何かを学ぶことが可能である、という意味です。
「反面教師」という言葉がありますが、これは「良くない事象」から自分を戒め、そうならないように、という視点で学ぶという意味ですね。
ここでいう「万象」が指すものはそれだけではありません。
例えば、「何度か学んだことがある同じ題材」の話を聞いたとき、「その話は知っている」と思考を止めてしまわずに、「今回はまた違う視点、新たな視点で何か学べるかもしれない」と貪欲に学ぼうとすること。
例えば、同業の、自社よりレベルが低い(と自分が感じる)ところの情報に触れたとき、「うちの方が優れている」と思考を止めてしまわずに、「自分たちにもない視点が何かあるかもしれない」と謙虚に学ぼうとすること。
例えば、自分たちには到底できそうにないくらいのすごい事例に触れたとき、「そんなことうちにはできるわけがない。別世界のことだ。」と思考を止めてしまわずに、「最初はこの会社も苦労したんだ。それがこうなったんだから何か学べることはあるはずだ。」と視点を変えて学ぼうとすること。
自分の周りで起こるすべての事象から何かを学ぼうとする姿勢。これは、「謙虚さ」ともいえるように思います。
日々、自分の周りにあるすべての事象から謙虚に学ぶ姿勢を持ち続けることで、自身の成長、会社の成長につなげていきたいものです。
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